クルマを運転していると、
ナゲーは、よく煽られます。
特に朝の出勤時は、戦争そのもの。
一般道は暗黙の速度、高速では80㎞/hしか
出さないので、ピッタリつけられる事もちょくちょく。
写真もそうですが、格好から入る生き物ですので、
国府宮神社のお守り布をぶら下げ、
ジャージにジョリッパ、無精ヒゲに
深く帽子をかぶり、100均のださい大門グラサンをして
運転していると、
横に並ばれて睨まれたら、すぐに目をそらされる
気持ち悪いナゲーです。
ということで、
1988年5月31日、
高校生の視点で撮った、
ナゲーのフーケーをご紹介します。
高校生なので、ヘタクソですが、
岐阜の思い出として、ご覧頂ければ幸いです。
本当に岐阜の中心街だった、柳ヶ瀬を行く
残念ながら、普段着の電車を撮る考えが無かったので、
廃線が決まってからの撮影に。
日頃から撮っておけば良かったです。
昔は、すごい人出で、ぶつかるぐらいでした。
長良橋の下り勾配。
我が物顔で軌道内を走るクルマを横目に
ブラブラ走る、チンチン電車。
(表現が卑猥ですね。ごめんなさい)
クルマが途切れるまで、乗降スペースに
渡れないことも、しょっちゅうでした。
岐阜を象徴する、鵜飼のモニュメント。
もう、31年も経ったんですね。
この付近へ行くことも、ほとんど無くなりました。
鵜飼屋形船と、チンチン電車のランデブー。
天空(?)の長良橋を渡って行きます。
廃線の原因となった「岐阜中部未来博覧会」の
会場の施設が、着々と仕上がる前に、
高校生のナゲーにとっては、
何とか撮れた、自己ベストな1枚。
新しく生まれるもの、
残されるもの、
そして、死にゆくもの。
形あるもの、いつかは壊れる。
でも、残ってほしかったです。
夕日を浴びて、最後の日まで
ハンドルを握り続けます。
最後の方は、邪魔者扱いされた
岐阜市内・長良線。
人間も、弱肉強食。邪魔者は消え去るのみ。
排除の論理がまかり通る世の中です。
間もなく、ナゲーもそうなる時が
近づこうとしています。
走っていたということを、
想像して頂けたらと思います。
今日はこの辺りで失礼します。